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書いている本人も予想外なハイペース更新ですが、
間近にせまった「ニク魂」の宣伝のため(笑) きりきりいきたいと思います。

 さて今回は、「流浪の最終兵 プロト・ゼロ」です。
この作品は、ニク友の「shi-shi」氏が考案した「テクニックボール(TB)受けニクル」に
無者が只ならぬ感銘を受けパクった制作したモデルです。
 このモデルでは、新濃灰色のTB受けをチョイスし、旧灰色を挿し色に使い
「古さ(時間経過的な)」をアピールし、なるべく基本パーツを主体に組みました。

 ただでさえ、色・パーツ的に遊びが少ないため、要所にギアパーツを配し、
アクセントを付ける作業を意識的に行い、無駄に起伏を多くして、単一パーツで組んでいる印象を与えないように気を使いました。

 では、画像を御覧下さい。



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左右腕
両足

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 とある荒野 ガラクタの山を目の前に、それを見上げ立ち尽くす一つの人影
彼はしばらく、何かに取り憑かれたように漠然と景色のように見えるその「山」を眺めた後、
突然せきを切ったようにその場から去っていった。

 なぜか彼の形相は「明る」かった・・・




 そこはメトロ・シティのはずれに在る、古ぼけた研究所、そこには普段誰も近寄るものは居ない。 
一般人は用が無い上にあまりに評判が悪いのだ。


「ハイマン博士!ついに完成しましたっ!」
「をを・・DCよ、今度は何をこしらえたんじゃ?」

意気揚々と入ってきた弟子のDC博士に、半ば寝ぼけた様に・面倒くさそうにハイマン博士は尋ねた。

「以前言ったぢゃないですか!郊外のヴァキのガラクタを廃品利用してドロイドを作るって」
「をを・・ついに完成しよったかい」

テンション上がりまくりの弟子に対し、抑揚=興味の欠けた調子で答える博士
しかし、次の瞬間DCは普段目にすることの無い光景を目の当りにした。

「!」

突如としてハイマン博士のスピードがなぜか普段には無い速度に上がった、
急ぎ自分のラボへ篭ると、部屋中の収納場所と格闘していた。
弟子のDC博士は何事か理解できず、ただ彼の行動を見守った。
正確には博士を理解はしているが、何に対しての行動かが理解不能だった。

ハイマン「これだ!」
DC   「なんですか?それは??」
ハイマン「これこそ私が以前開発した「D-ドライヴ」!」
DC   「??(困惑)「D-ドライヴ」?」
ハイマン「そうじゃ!この銀色のディスクを高速回転させる事により、大氣より有機物質を取り込み
     エネルギー変換したうえで増幅までこなすすぐれものじゃ!!」
DC   「・・・・・(この人はドコまでブッ飛んだ開発進めてるんだろう)・・・はぁ・・・」
ハイマン「さて、早速取り付けじゃ」
DC   「は、はいっ!」




 研究所の地下の一際広い場所、そこは「大型専用」の作業場に宛てられている。
二人の前には、彼らの悠に4倍はある、灰色の「巨人」が佇んでいた。

ハイマン「さて、いよいよ始動じゃ」
DC   「何時に無くワクワクしますねぇ」
ハイマン「では、いくぞぅ、   始動!!」
DC   「始動!!」


 研究所内に鳴り響く轟音、凄まじいまでの振動、その後・・・・・・・
一瞬のまばゆい閃光に見舞われ、二人の博士は一時視界を奪われた・・・・・・・

「ドガン!!」

・・・・・派手な爆音の後、訪れる静寂・・・・・

DC   「??博士???????」
ハイマン「・・・我が弟子よ・・・・・・・」

ハイマン「今まで眼前に「居た」巨大なドロイドは何処へ行ったんじゃ?」
DC   「・・・・・・・・さぁ?・・・・・・・・・」

 ハイマンはこの時まで忘れていたのだ、
「D-ドライヴ」システムは、ディスクの回転数が上がり過ぎ、いわゆる「暴走状態」に達すると
一定次元に存在できずに「転送」してしまう事を・・・・

 ハイマンは現時点で、このシステムのいわゆる「リミッター」的装置を完成できず、
研究は途中で頓挫していたのだった。


哀れゼロ君は、この後しばらく自身が望まない「壮大な旅行」を経験するのであった。


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